国民にとって本当の幸福とは何かを考える時、GDPが日本の20分の1にもかかわらず、
国民の95%が幸福と感じているアジアの小国ブータンの幸福感が注目されています。
日本人に 「何が満たされれば幸福感を感じるか?」という問いに対して…
健康 70%
家計 65%
家族 65% でした。
それに対して、ブータンでは
人間関係 ・ 隣人関係 ・ 家族関係の平和と交流 が あげられています。
なかでも、ブータン国王が述べた言葉に象徴されています。
「私は世界の指導者のようにふるまうのではなく、国民の兄弟のように、親のように、また息子のようになりたい。」
先日も民放テレビで、嵐の相場雅紀をレポーターとして、ブータンが紹介されていました。
今の我々日本人が、忘れていたもの、参考にしなければならないものが、あるような気がします。
番組を見ながらメモったもの順に書いてみます。
禁煙国家であり、煙草の持込には200%の関税が掛かります。
外国人観光客にはガイドが終日付き添い、観光客による環境破壊を防ぎます。
主要道路にも信号機はありません。 「譲り合えば大丈夫。」とのこと。
建物のデザインも統一され、森林伐採に制限がある為建築に1年以上かかっても平気。
民族衣装を大事に着用し、ビニール製品は使わない。
ある村では、鶴が電線に絡まる被害を防ぐ為、
電線を廃止して自家発電以外電気を使用しない。
かと言って全てが前近代的な生活ではなく、「便利な近代文明をあえて使わない。」という姿勢。
しかし自国語をもちろん持ちながら、学校の授業は全て英語で行うなど、国際的視野も持ち合わせる。
ブータン国民や国王への 相場雅紀のインタビューにも、その素顔が現れます。
「家族皆が健康で元気で、仕事もあるし、幸せよ。」
「幸せとモノを持つ事は別の事だよ。 先祖を、親を大切にすることだね。」
そして、ブータン国王の言葉です…。
我々は経済成長や物質的豊かさを追求する過程で、心の問題を忘れていました。
そこで幸せを生み出すには精神的な部分が大切と考え、DNHの考えに至ったのです。
「幸せ」と「環境」は非常に重要な関係を持っています。
我々の身体は自然の要素から出来ており、環境を大切にする事により健康が保たれます。
健康な身体があってこそ、「幸せ」が築けていくのです。
多くの人々は「幸せ」と「喜び」を混同しているように思います。
「喜び」は感覚的であり身体的なもので、味覚や聴覚など一瞬のもので長続きはしません。
それに対して「幸せ」は健康な家族や、平和な国、自然の豊かさなど長続きするものです。











我々日本人は、戦後の経済成長の中でも、どこか満たされない「心の隙間」をただひたすら「モノ」・「欲望」を得る事で埋めてきたように思います。
持続的な「幸せ」とは決して身体をシビレさせるような派手なものではないはずでし、
それを得る為には多少の不便や、心構えや、素養も必要かも知れません。
今日本人の中にもこうした方向へシフトして行こうとする人が増えてきています。