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「何の為に働っきょんな?」? ロハス村 村長の人生編

2013.04.07

「何の為に働っきょんな?」?
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ある日、私が愛媛に出張の時、ひとりの社員から電話がかかり帰ったら会いたいとのことでした。

明日で駄目なのか?と聞くと今日じゃなくっちゃ駄目だと言うのです。
電話の声から察するに切羽詰った感じでした。

何があったんだろう??? 高松駅につき早々社員が待っている居酒屋に行きました。すると3人の社員が私を待っていました。
会うなり開口一番あの上司には着いていけないというのです。
そして、私たちを取るか上司を取るかどちらですかと迫ってきました。
理由は、・・・・・上司は独立するために以前僕たちに声をかけてきた人で・・・等々・・・と色々と言ってきました。

とにかく落ち着け、落ち着けと部下たちをなだめ・・・私はお茶を濁し・・・腹の中で計算をしました。

その上司は切れ者で、出来る人だったので、その能力が欲しかったですし、まあ、今組織を作ったばっかりやからそれに従ってくれと、私は仕組み優先で事を進めました。

結局、その判断が後々悲劇を生むことになるのですが、その時は部下たちの意思をくみ取ってやれませんでした。とにかく損か得か?シナリオに書いた組織図に事をはめ込んでいくことしか頭にありませんでした。今から考えたら分かるようなものですが・・・その後、居酒屋で談判してきた社員はポツリポツリと退職していきました。

◆そのころの私は「なんのためにはたらっきょんな?」は

香川県で一番カッコイイ人材派遣会社にしよう!といって働いていました。
カッコ良くして、カッコよく生きていくと・・・やっぱりカッコ良くすることでいい人材が集まってきていました。当時の良い社員の定義は、学歴が良い、仕事が切れる、売り上げをあげれる社員ということになります。
そして、さらにもっとカッコ良くするために◆高松中心地の亀井町の鹿島建設の1階100坪のビルに移転しました。

個人的には中古ですがベンツを買いまして、スーツやシャツは、三越オーダーメードで仕立て、それがブランディング戦略だと信じていました。今から思えば虚像を作っていただけに過ぎないと思います。

また、会社での賃金評価制度も年功序列から評価制度に切りかえて、できる社員が給料が高くなるようにしました。しかし、15人程度でこれを導入すると、できない社員は辞めざる得なくなります。能力重視で、とうとう私が直接面接をして雇った人間はいなくなりました。

それでも、馬鹿な私は組織が大きく変わる時は古参の社員が辞めていくのは良くある話で、仕方がないと強がっていました。ほんまにバカ社長でした。

◆そして、数年後自ら作り上げた会社を去らなければならなくなった・・・皮肉な結果になってしまうわけですが、私が居なくても成り立つ会社はとうとう出来上っていったわけです。

お話しは続く・・・